もう使えない?
世の中には完成されたデザインというものが幾つかある。例えば、ゼムクリップは手作業で作っていた頃からずっとあの細長い形だ。
筆者はThinkPadのX2_0シリーズもそのようなものだと思う。使っていてしっくりくるサイズ、ある程度の需要に応えてくれるカスタマイズ性、そして、トラックポイント。
筆者が持っているのはこれだ。大不評につき1世代で消滅した、一体型トラックパッドが付いたX240である。中古(ジャンク)で購入し、メインPCとして使っていたが、その後3万でそれなりの性能の中古ノートを買ったので使わなく... ならなかった。
トラックポイントのおかげでごろ寝PCとして有用だし、バッテリーは2つ載っているので電池持ちも悪くない。何よりケースとかに入れずに鞄にぶち込めるのが便利だ。
そんなわけで、結構ThinkPadを愛用していたのだが、遂にキーボードが壊れてしまった。一部のキーが効かないのでどこかが断線したのだろう。今更9年前のPCを直してまで使う気には...
直します
少し放置したが、やはりX240があるといいな。と感じることがあったので直すことにした。
部品入手
お金はかけたくないので、メルカリで1300円の中古品を購入。少し使用感はあるが、X240に付いていたものの方が数百倍使用感があるので構わない。ちなみに、X270に付いていたものだそうだ。X240の純正との違いは後述する。
交換
Xシリーズのキーボード交換に関しては特に説明は必要ないだろう。裏返してカバーを開け、液晶とトラックパッド以外全部外す。メインボードも含め、ほぼ全てだ。そこまで難しい部分はないが、戻す自信がない方はやめた方がいいだろう。
フラットケーブルはしっかり差し込もう。筆者はキーボードのケーブルの接触不良でやり直した。
完了
無事にキーボードの交換が終了した。やはりThinkPadのキーボードは打鍵感が良い。あれ、こんなに良かったかな。X240は少し剛性に難があったような気がする。そういえば、X270のキーボードは裏のパネルが金属になっていたな。なるほど、X240の剛性感の無さは改善されているみたいだ。
流石に性能不足
いないとは思うが、この記事でX240を欲しいと思った方がいたら困るので性能について補足しておく。
筆者のX240はCPUがi3 4030Uで、メモリは8GB、ストレージはSSD240GBだが、CPUが足を引っ張るので、Windows10は快適ではない。普通にWindowsパソコンが欲しいならもっと新しいモデルを選ぶべきだ。
Linux Mint
筆者はLinux Mintをインストールして使っている。他にもNNLinuxやelementary OS等をインストールして使っていたこともあるが、ネットでの情報が多いのでLinux Mintに落ち着いた。
LinuxであればWindowsよりも軽いので、ブログを書いたり、ネットサーフィンをするくらいならサクサクこなせてしまう。
但し、学校でMicrosoft Officeが必要になることもあるので、一応Windowsも起動できるようにはしてある。
サブならまだ使える
さすがに9年前のPCなのでメインとして使うのは厳しいが、サブとしていろいろ弄りながら使うには丁度いい。
また、持ち運びに関しては、筆者のPCの中ではX240に敵うやつはいない。傷なんか気にしない!盗まれてもいいか!と思えるPCはこれだけだ。
既にボロいけど、もっと新しいThinkPadでも買わない限りは使い続けるかな。