ag WHP01K購入!
agブランド初のヘッドホンとして発売され、少しだけ話題になったWHP01Kというヘッドホンを2週間ほど前に購入しました。製品レビューは鮮度が命なので、2週間も使用してからレビューを書く人もあまりいないでしょうが、購入した時点で旬は逃しているので、気にせずじっくり聴き込んでレビューしていきます。
agブランドとは?
ここ数年で低価格帯にも進出したことで知名度爆上がりの株式会社final(旧S’NEXT株式会社)。その中でも「ちょうどいい」ワイヤレス製品を扱うのがagブランドです。OEM製造やfinalとして培った音はもちろんのこと、使い心地などのバランスも良く、とりあえずこれ選んどけば間違いないっていうイヤホンを取り揃えています。
WHP01K
コスパ最強
agブランドとしては初のヘッドホンです。一番の特徴はコスパの良さ。定価は9800円と、無線ヘッドホンとしてはお求めやすい価格です。それでいて機能は豊富。しっかりとアクティブノイズキャンセリング(以下ANC)が搭載されています。
スペック
スペック表を商品ページより引用しました。
型番 AG-WHP01KBK(BLACK)/ AG-WHP01KDG(DARK GRAY)/ AG-WHP01KCR(CREAM) 通信方式 Bluetooth® 5.0 再生周波数帯域 20Hz〜20KHz 対応コーデック SBC, AAC, aptX™,aptXLL™ 対応プロファイル HFP, HSP, A2DP, AVRCP 連続音楽再生時間 ANC起動時:25時間, ANC OFF時:35時間 連続通話時間 ANC起動時:25時間, ANC OFF時:35時間 連続待ち受け時間 最大400時間(ANC OFF時) 充電時間 2.5時間 バッテリー容量 700mA
aptXLLにも対応しているのは1万円という価格を考えると結構優秀かなと思いますが、全体的に普通ですね。特にネックになる部分はなさそうです。
いざレビュー
冬だったので配送が少し遅れるかなと思ってましたが、注文した翌日に届きました。記載の到着日より早かったので少し驚きました。
開封
やはりヘッドホンの箱は大きいですね。特筆すべき点はないですが、梱包は丁寧な部類に入ると思います。
購入したのはDARK GRAYです。折角なので他の製品ではあまり選べない色にしてみました。
第一印象は価格相応だなという感じです。全体的に樹脂なので高級感はないです。特にボタンが安っぽさに拍車をかけています。物理ボタンなので押しやすいですけどね。
しかし、折り畳んだり、回転させたりすると、可動部が良くできていることが分かります。ヘッドバンドやイヤーパッドにも安っぽさは感じません。
付属品はAUXケーブル、Type-Cケーブル、ポーチ、説明書及び保証書です。ポーチはただの袋ですが、ないよりはありがたい。説明書は分かりやすいものが入っていました。E3000みたいにネットで読めではないのは優しいですね。
接続
Bluetoothで接続しましたが、思っていたよりもいい音です。最近の無線技術は進化してますね。しかし、このヘッドホンは有線でも接続可能です。付属のAUXケーブルを接続するだけで、有線でも使用できます。有線と無線で比較してみましたが、やはり有線接続の方が音はいいです。まだ違いが分からないレベルまでBluetoothは進化してないようです。
余談ですが、筆者のDAPは無線がゴミ(古いから...)なので基本的に有線接続で使用しています。
ノイズキャンセリング
実はANC初体験です。そのため、他の製品との比較はできません。
ANC結構凄いですね。エアコンの音をうるさいと感じたことは一度もないのですが、それが綺麗に消えるので、普段と同じ音量で再生していても細かな部分が聴き取りやすくて、音が良くなったような気がします。
筆者の部屋は、上の階に住んでる○○(言葉が汚いので削除)が床や扉にダメージを与えながら生活している音がうるさくて、手が震えるくらいストレスが溜まるのですが、それらが少し軽減されます。音楽を再生していれば殆ど気になりません。ちなみに、このヘッドホンは音楽を再生せずにANCだけをオンにすることができるのでイヤーマフのように使用することもできます。この状態だと大きい音は少し気になります。
バッテリー持ち
メーカーによると連続音楽再生時間はANCオンで25時間、オフで35時間らしいです。有線接続でANCオンの場合の時間は公表されてないようですね。Bluetooth+ANCで25時間、Bluetoothだけだと35時間というデータから計算すると、87.5時間になります。数日使っていても、有線×ANCだと殆ど減らないのであながち間違いではないと思います。
音質
final監修というだけあって、音質面は良くできています。特に音のまとまりは流石です。複数の楽器が使われている曲などが聴きやすいです。低音はヘッドホンとしては控えめかもしれませんが、それでもイヤホンと比べると十分な厚みがあるので、物足りないという印象はありません。中高音域はヘッドホンとしては大人しく、聴き疲れしにくいfinalらしい音ではありますが、もう少しクリアな方がいいかなという印象です。ピアノソナタなどを聴くと少し期待外れでした。管弦楽曲や協奏曲の方が合っていると思います。しかし、それでも価格を考えると高音も綺麗な方だと思います。ANC搭載の無線ヘッドホンを1万で作ってこれ以上音を良くすることは困難でしょう。
まとめ
ANCが予想以上に便利でした。寮生活のストレスが3割くらい減らせそうです。有線ヘッドホンとして使いながらANCが使えるというのが便利ですね。有線ヘッドホンだとANCが使えるモデルは殆どないので。
音に関しても、final監修というだけあって、筆者好みの音で気に入って使っています。