購入品
水月雨のQuarksというイヤホンを購入しました。
水月雨(MOONDROP)とは
水月雨は中国のイヤホンメーカーです。安かろう悪かろうの中華ではなく、真面目に商品開発をしているメーカーなので、日本でも高評価を得ています。最近はVGPにもよく出てくるようになりました。
水月雨 Quarks
昨年の9月に発売された低価格帯(実売2000円)のイヤホンです。6mmのダイナミックドライバーを搭載していて、構成としては普通です。しかし、チューニングにこだわっていて、価格からは想像できないパフォーマンスを発揮するそうです。
いざ開封!
Amazonで購入したら翌日に届きました。最近の輸送システムは凄いですね。
開封
思ったよりも小さな箱でした。宝石とか入ってそうな感じです。他の水月雨のイヤホンのパッケージは、買いにくいとかエロゲみたいとか散々な言われようですが、Quarksは地味です。
開けるとこんな感じで入っていました。こういう魅せる梱包好きですよ。いいものを買ったような気分です。
中身は以下の5つです。
- イヤホン本体
- イヤーピース(3サイズ)
- 製品説明書
- 着用ガイド
- 収納ポーチ
イヤホン本体
透明なハウジングで、見た目は綺麗です。赤字でRと書いてある方が右、黒字でLと書いてある方が左です。ぱっと見で判断しやすいですね。詳しくは次の章で見ていきましょう。
付属品
説明書も着用ガイドも英語なので読みにくいです。説明書の方は「右と書いてある方を右耳に着けましょう」って感じのことが書いてあります。読まなくてもいいでしょう。
着用ガイドは「イヤホンは奥まで差し込んでね。でも鼓膜は破壊しないでね」って感じのことが書いてありました。謎にイラストがかわいい。水月雨のイヤホンでこういうイラストが使われているのは社長さんの趣味でしょうか。
追記:DMで質問してみました。社長さんの趣味だそうです。オタクだと仰っていたので親近感沸きます。(向こうからDMが来たからついでに聞いただけで、筆者が凸ったわけではありません)
イヤーピースは普通です。価格なりの使っていて困らないレベルのやつ。
収納ポーチは巾着型で、うちの古いソファーみたいな素材でできています(誰にも伝わらない)
各部詳細
外観
筐体の素材はABS樹脂よりも堅そうです。大きさはfinal E3000よりも少し短い程度。軽いので着けてて楽です。
プラグがL型なのは少し嬉しい。ケーブルは写真で見るよりも安っぽいです。シルバーって難しいよね。
ドライバー
直径6mmのダイナミック型です。商品説明によると、高性能なネオジウム磁石やポリマー素材が使われているそうです。磁石に関しては本当に強いようで、直角の金属板にくっつきます。ポリマー素材を使った振動板についてはよくわかりません。ほとんどのイヤホンの振動板ってプラスチックなのでポリマーだと思うんですけど。
その他の特徴
目詰まり防止フィルターやダブルダンピング構造など、2000円とは思えないほど色々な技術が使われています。細かいことは商品ページの説明読んでください...(丸投げ)
試聴
高音
こんなに気持ちの良い高音は聴いたことがないくらい素晴らしいです。余計な響きがなくて、天然水のように澄んでいます。しかし、刺さるというような感じはなく、「2年間のチューニング」という売り文句は誇張ではないようです。高いピアノの音をこれ以上綺麗に出せるイヤホンはあるのでしょうか。低価格帯では存在しない気がします。
低音
高音重視と言われているE3000でさえ低音が出ているように感じるほど、Quarksは低音が出ない。全くなってないわけではないんだけど薄っぺらい感じ。ここまで高音極振りだとむしろ清々しい。筆者は高音重視派なので許容できますが、低音響かせたいって人にはおすすめしません。
音場
構造と価格を考えれば音場はかなり広いです。少し意外でした。
遮音性
背面の穴がないおかげで遮音性はかなり高いです。本体の小ささも相まって寝ホンに向いています。
Quarksに合う曲
高音がクリアなので、Orangestarさんの夏っぽい曲や、Seekaさんの曲、水彩猫さんの曲を聴くと幸せになれました。
他にも、ボーカルの声が高い曲は合っていると思いますが、後ろで低音が鳴っている曲だと物足りないと感じるかもしれません。
クラシックだとピアノソナタなどは良いのですが、協奏曲や管弦楽曲は厚みが足りません。
余談ですが、英語の歌詞とか遠隔授業の先生の声が聴き取りやすい気がしました。
まとめ
価格からは想像できない、素晴らしい高音域は低価格帯では最高クラスと言っても問題ないでしょう。高い音で脳が溶けて、価格(2000円)を思い出すと脳がバグるイヤホンです。
- とにかく高音が綺麗
- 遮音性が高い
- 見た目もなんかいい
- 圧倒的コストパフォーマンス
- 高音に振りすぎて他の音域が物足りない
- 曲を選ぶ
品薄らしい...
筆者のツイートが原因で現在(2022/02/09)国内の主要なネットショップの在庫が枯渇しています。なんかすみません
これヤバいw 高いピアノの音とかで脳が溶けて、価格(2020円)を思い出すと脳がバグる。 pic.twitter.com/ldSEQbSqUP
— こだわり氏 (@kodawarishi) 2022年2月8日