三角関数は無意味
「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」
という藤巻健太衆議院議員の暴論 ご意見が話題となりました。確かに三角関数なんて人によっては使わないでしょう。しかし、教育においてほとんどの人が使わないことを知るのは大事です。
「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」
— 藤巻健太 衆議院議員 (@Kenta_Fujimaki) 2022年5月17日
金融教育をテーマに、財務金融委員会で議論させて頂きました。 pic.twitter.com/aUmlrvSaKv
高校、大学の専門的な教科は別として、数学や国語などの基礎科目はあくまで、「世の中にはこういう学問があります。興味があれば深く学んでみてね。」っていうものです。入り口の場所を教えてくれるだけですね。そのくらいは教えてもらわないとどこに行けばいいのか分からないですから。
というのは、確か『容疑者xの献身』に書いてあったことです。探偵ガリレオシリーズの1冊ですが、単体でも読めるので気になった方は読んでみてください。
三角関数を使おう
本題に入りましょう。今回は、そんな無価値な三角関数に興味を持ってもらうために、身近なもので簡単な計算をしてみます。
唐突ですが、iPadのスタンドが作りたくなってきました。机に直接置くと蛍光灯とかが反射して見にくいので、13度くらいの角度で置けれると便利です。ということで、作っていきましょう。
計算
図1の水色の部分がiPadです。オレンジの部分を作るので、bの長さが必要です。緑の部分が直角三角形になっているので、簡単な三角比が使えますね。
図2より、
tanθ=b/a
であることが分かります。両辺にaをかけると
b=a*tanθ
だと分かります。
今回はθが13度、aは167mmです。これを当てはめると
b=167*tan13°
関数電卓にぶち込めば
b≒39
これで、bが39mmになるスタンドを作ればいいと分かりました。
設計
bを39mmとしてスタンドの各部を設計していきます。メモ程度の図ですみません。CADで書き直すのは面倒なので勘弁してください。
加工
合板でない木材だと方向によって弱いので角の部分で割れそうなので合板で作ります。ラワン合板の切れ端があったのでこれを使いましょう。
鋸で切りました。細かい部分とかは割れないように鑿で切れ目を入れています。
てきとうにやすりがけをしてダイソーのクリアーを吹きました。これで完成です。この記事、計算過程の方が長いですね()