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書籍紹介|『オオカミ少女はいなかった』心理学の怪しい神話の数々

まえがき

久しぶりの読書感想文?図書館で借りた本に関しては何かに書いておかないと忘れてしまうので...

書籍紹介

オオカミ少女はいなかった
鈴木 光太郎
 

そもそも私は心理学の勉強をしたことがないので、オオカミ少女自体を知らない。そのため「いなかった」と言われてもああそうですかという感じだ。じゃあ何で読んだのだろう。よく分からない。
おそらく、パラパラ見た感じ面白そうだから借りたのだと思う。そう思わせる惹きつけられる語り口なのだ。

ざっと本の内容を説明しよう。この本では、なぜか信じられている心理学の怪しい実験(神話)を8つ取り上げて、それぞれどこがおかしいのか、どうして怪しい内容が広まってしまったかなどがまとめられている。

1章ではタイトルの通りオオカミ少女について、2章ではサブリミナル広告について取り上げている。2章に関しては私でも知っていたので、一般にもまことしやかに広まっていることだろう。しかし、これが実験方法不明の怪しいものだとは知らなかった。その点でこの話が一番面白かった。
しかし、それ以降に関しては少しキレがなくなったというか、1、2章ほどの面白さはなかった。ネタとして地味なので語り口で誤魔化しているような感じがした。実験に使われた図をヘタクソと言うあたりが最たるものだろう。
とは言え、結局最後まで読んでしまったので、その語り口はブロガーとして見習うべきかもしれない。

あとがき

心理学については一切知識がないので、心理学ってこういうことを調べる分野なんだなぁという少し違った学びがあった。この本に書かれている本が全て正しいとは思わない(著者の決めつけも入っているような気がする)が、娯楽としては面白い本だと思う。以下に取り上げられている事例を簡単に書いておくので、もし気になる話があれば読んでみるといいだろう。

1. オオカミ少女

インドにオオカミに育てられた2人の少女がいた。マジで?

2. サブリミナル広告

映画の中に1/3000秒だけコーラとポップコーンの広告を入れると、売り上げが伸びる。『夢をかなえるゾウ』で読んだことがある気がする。

3. 虹は何色か

その言語で表せる色の数によって虹の色数が変わるっていうやつ。しかし、同じ人間である以上、見分けられる色に普遍的なものはないのか?

4. 双子研究におけるデータ捏造

データの捏造が起きる理由がメイン

5. 母親が赤ちゃんを左胸で抱く理由

それ自体は事実のよう。よく気付いたね。

6. 動物を教育

ウマが計算?!

7. プラナリアと記憶物質

プラナリアを切ったら記憶はどちらに受け継がれるのか。というかプラナリアが何かを記憶することに驚いた。

8. 恐怖の条件付け、ワトソンの育児書

育児書の正解ができる日は来るのだろうか。

オオカミ少女はいなかった
鈴木 光太郎
 
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