前書き
たまには初心に帰って文房具のレビューをしようという気持ち3割、ガジェット系のネタがなくなったから仕方なくという気持ち6割、残りの1割はなんとなくでこの記事を書いていきましょう。今回紹介するのは、筆者が最近よく使うようになったシャーペン、プレスマンです。
プレスマン
"pressman"というのは、このシャーペンでは新聞記者のことです。その名の通り、新聞記者のためのシャーペンとして1978年に生まれました。当時はICレコーダーなどはなく、記者のペン先にはかなりの重圧がかかっていたことでしょう。そんな環境でも安心して、快適に速記できるのがプレスマンです。
ボディ
筆者が持っているのは青色です。最近のシャーペンでは見かけない、成形色っていう感じの青ですが、これでも2016年に追加された新色です。それまでは黒色だけが販売されていました。
シンプルなデザインながらも、絶妙な太さや、一体成型による剛性の高さで、意外と持ちやすいです。長時間使っても疲れにくいでしょう。
本体はかなり軽めです。芯が太めで、細くて軽いので、高校でもシャーペンは使わない!鉛筆がいい!っていう人に貸したら気に入ってもらえました。
芯
芯径は0.9mmという普段は使わない太さです。速記の場合、細い線を書く必要がないので、芯の減りが少なく、折れにくい0.9mmが選ばれたのでしょう。一般的な用途に向けた0.7mmとかあると尚いいのですが... プラチナ万年筆さんお願いします。
ちなみに、替え芯は、専用の替え芯が用意されています。長さが100mmあり、芯の交換頻度が減らせるというメリットがありますし、普通に安いのでセットで買うのがおすすめです。もちろん普通の0.9mmの芯でも問題ありません。
セーフティスライド機構
強く押すと芯が中に入っていくセーフティスライド機構が搭載されています。芯径が0.9mmなのでこれがなくても折れないと思いますけどね。
書き味
0.9mmなので、細かな文字を書くことはできませんが、速記文字やアルファベットなどをさらさらと書いていると、楽しくなってくる。そんなシャーペンです。
価格
プロの道具で、セーフティスライド機構も搭載されているのに、価格は200円です。正直500円くらいまでなら全然買います。
まとめ
現在では手書き自体が廃れ気味、速記者なんて絶滅危惧種みたいな状態です。しかし、プレスマンは少しくらい値上げしてもいいので後世に残してほしい逸品です。