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歩行者のながらイヤホンはOK?

最近増えた「ながらイヤホン」

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最近ワイヤレスイヤホンや、視聴コンテンツが増えたことでイヤホンやヘッドホンを着けて歩いている人を良くみかけます。全員とは言いませんが、中には注意散漫で、車と接触しそうな人もいます。このような「ながらイヤホン」は認められているものなのでしょうか。気になっていたので調べてみました。

道路交通法では

現時点で道路交通法にイヤホンの使用に関する条文はありません。しかし、交通の方法に関する教則では

交通規則は、このようなことから、みんなが道路を安全、円滑に通行する上で守るべき共通の約束事として決められているものです。言い換えれば、交通規則を守ることは、社会人としての基本的な責務なのです。(中略)決められた交通規則を守ることはもちろん、それ以外にも、道路や交通の状況に応じて、個々に細かい配慮をしなければなりません。(中略)運転者や歩行者としての社会的責任でもあります。

という記載があります。ここでポイントとなるのは、道路や交通の状況に応じて、個々に細かい配慮をしなければなりません。と書かれていることです。イヤホンの着用はこれを守れていないのではないでしょうか。

  • 安全のためにできる限りの配慮をする必要がある
  • それらは社会的責任の一つである

そもそも危ない

イヤホンを付けていても危なくないとか言いたくなるかもしれませんが、そんなことはありません。

聴覚情報が減る

当たり前ですが、周囲の音が聞こえなくなります。自身の背後や死角から出てくる車両などをいち早く認識するには音を聴くことが大切です。

イヤホンをしていても周囲の音が聞こえる場合や外音取り込み機能を使用していれば安全なのかというと、そのような状態もあまり良くはありません。というのも、人間は耳介などでの音の反射から音の方向を認識することができます。しかし、イヤホンを着けた状態で聞こえる音や、外音取り込み機能で聞く音にはそれがないため、どの方向から聞こえている音か判断するのが困難です。やはり何も着けていない状態よりも危険であることに変わりありません。

注意力が減る

もう一つ、注意力が減ることでの危険性もあるでしょう。人間の脳はマルチタスクに向いていません。コンテンツの種類にもよりますが、あまりにも集中力がそっちに行ってしまうものは良くないでしょう。パソコンでも重たいゲームをしながら他の処理をしようとすると、画質が落ちますよね。

ちなみに、人類が今後マルチタスクに適応する可能性は一応あるらしいです。あるとしても2万年後らしいですけどね。1000回くらい転生すればできるようになるかもしれませんね(事故死を想定して寿命を20年とする)。

事故事例

詳しくはリンク先を見てください。この事故では歩行者が急に道路中央に飛び出して自動車と接触したという事故です。この事故の直前に、自動車はラクションを鳴らして注意を促していたようですが、歩行者はイヤホンをしていたため気付かなかったそうです。

ibarakitaiyo-law.jp

過失は自動車側が多いので、歩行者がイヤホンをしていてもいいじゃないかと思うかもしれませんが、過失云々の前に痛いと思いますよ。歩行者なんて自動車とぶつかれば簡単に死にますからね。身の安全のために事故は徹底して避けるべきです。

やめとけ

人も車も通らないような田舎道などでないならば、ながらイヤホンはやめましょう。自衛のため、そして周囲に迷惑をかけないために小さな危険でも潰すべきです。

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