先日、final A4000を1時間ほど試聴する機会に恵まれましたので、今回はその感想を綴っておこうと思います。
前置き
関係ない無駄話失礼します。事の発端は私がAmazonのブラックフライデーセールでE500を購入したこと。食事中に買おうかどうか悩んでいる人がいたので、買ったばかりのE500を試聴用で貸すことにした。勿論無条件ではない。試聴したければ逆にお前のイヤホンを貸せという条件を提示。そういう経緯で私はその人の持っていたA4000の、相手はE500の試聴をした。相手が私のE500でASMRを聴き始めたので、私はA4000を1時間以上愉しむことができた。自分のものでもないイヤホンのレビューを書くのは如何なものかと思いはするが、この体験を忘れないためにブログに書いておこうと思う。
とりあえず音の話
鳴らし始めて数秒でボーカルの解像度に圧倒された。普段使っているE3000では聴こえなかった細部が聴こえる。視力の悪い人なら裸眼と眼鏡を掛けたときくらいの違いと言えば伝わるだろうか。それくらいクリアな音で、分離感も良い。しかし、クラシックを聴くと、そのクリアさは響きがない薄っぺらいという印象へと変わる。なるほど、これは聴く音楽のジャンルを選ぶようだ。DIVELAさんのボカロやヨルシカの昼鷲のようなうるさい曲、他には楽器なんか聴く気がないっていうくらいボーカルの声が好きな曲が、このイヤホンに合っているように感じた。でも人によっては低音の弱さが気になるかもしれない。私は中高音域の解像感に圧倒されたので、低音がなっていないことは気にならなかった。
着け心地
長時間使っていても疲れない着け心地という評判が多いが、私には合わなかったようで、何度か位置を調整してもしっくりこなかった。
自分で買うか?
解像度は素晴らしい。finalのイヤホンというだけでかなり期待していたその上で圧倒された。しかし、ヴァイオリンの音などに物足りなさを感じたので自分で買うことはないだろう。となるとA3000とE4000が気になってくる今日この頃。